メルセデスベンツは、最新のMBUX 2.6アップデートを世界中の200万台の車両に無線経由(OTA)で配信すると発表した。このアップデートにより、ナビゲーションサービスにGoogleのサテライトビューと代替ルートのリアルタイム表示という2つの新機能が追加される。
Googleサテライトビューは、高解像度の衛星画像を用いた鳥瞰図を提供する。これにより、特に目印の少ない田舎道などでのナビゲーションが容易になる。一方、電気自動車向けの「ナビゲーション with エレクトリックインテリジェンス」機能と組み合わせた代替ルート表示は、必要な充電停止を含む最適なルートを自動的に計算し、走行中も常に更新する。

さらに、自然言語処理技術ChatGPTを搭載した音声アシスタント機能の展開も続いている。この機能により、ドライバーは運転中に手を離さず、目を道路から離さずに、幅広い話題について会話のように質問できるようになった。
オフロード愛好家向けには、「メルセデスベンツ ストーリーズ」アプリの一部として「オフロードトラック」機能が追加された。これにより、ユーザーは4x4走行ルートを記録し、他のドライバーと共有できるようになった。
新機能は、第2世代および第3世代MBUXを搭載した多くのモデルで利用可能となる。