<講師>
テクノロジージャーナリスト・ライター 中尾真二 氏
タイとインドネシアでは2023年、2024年と連続して自動車販売台数を落としているが、主に中国勢の躍進によりEV市場は成長セグメントとなっている。一方で、アジア諸国でも高価なEVはキャズムを超えられず失速するという予測もある。インドネシアでも新車販売におけるEV比率は4~5%と小さいものだが、既存メーカーが低成長で攻めあぐねている中、BYD、Hyundai、GWM、AION(SAIC)、CHERYといった中韓勢の攻勢が続いている。彼らが小さいEV新興市場を取りに来ているだけなのか、さらなる成長、市場拡大をするのかは判断が難しいところだが、2025年インドネシアモーターショー(IIMS25)と現地取材により、同国市場の今と中韓勢の戦略を分析する。
1.IIMS25とインドネシア自動車市場の概況
2.IIMS25における中韓勢の動向
3.日本勢はHV・PHEVで既存市場を堅持
4.新興勢は裕福層とニューファミリーをねらう
5.まとめ
6.質疑応答