ダイムラートラックが15%減益、北米とバス部門が好調も欧州とアジアで苦戦…2024年通期決算

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ダイムラートラックは、2024年の通期決算を発表した。北米市場とバス部門の好調な業績にもかかわらず、欧州とアジア市場での需要低迷により、全体的には前年を下回る結果となった。

2024年の世界販売台数は46万0409台で、前年比12%の減少となった。一方で、電動トラックとバスの販売台数は4035台と17%増加し、電動化への取り組みが着実に進展していることを示した。

売上高は541億ユーロで前年比3%減、調整後EBITは46億6700万ユーロで15%減となった。産業部門の調整後売上高利益率は8.9%で、前年の9.9%から低下した。しかし、第4四半期の好調な業績により、産業部門のフリーキャッシュフローは31億5200万ユーロと12%増加した。


《森脇稔》

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