国内キャンピングカー保有台数、16万5000台突破…過去最高に

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一般社団法人日本RV協会(JRVA)は、2024年の年次報告書を発行し、キャンピングカー市場の動向を発表した。

報告書によると、2024年のキャンピングカー販売売上総額は新車・中古車を合計して過去最高の1126億5000万円となり、前年比7%増の成長を記録した。この10年間で市場規模は約4倍に拡大し、今後も需要の増加が期待されている。

国内のキャンピングカー保有台数は、2024年に16万5000台に達し、過去最高を更新した。2016年には10万台を超えており、様々な用途での利用が増えていることが背景にある。キャンピングカーは移動手段だけでなく、レジャーや災害時の住居、テレワークのオフィスとしても活用されている。

ダイレクトカーズ・アマホ・LOGOSエディション(ジャパンキャンピングカーショー2025)ダイレクトカーズ・アマホ・LOGOSエディション(ジャパンキャンピングカーショー2025)

一方で、2024年の国内キャンピングカー生産台数は9559台と前年比5%減だった。自動車メーカーからのベース車両の供給不足が主な原因とされている。この供給不足は生産台数の増加を抑制する要因となっている。

キャンピングカーの主な購入目的は「旅行」であり、約8割のオーナーが旅行に使用している。平均的な旅行日数は2泊3日以上が多く、キャンピングカーの自由度が旅行スタイルに影響を与えている。旅行中の支出は3~6万円が最も多く、宿泊費を抑えつつ観光や食事にコストをかける傾向が見られる。

日本RV協会は、キャンピングカー文化の普及と市場の育成を目的に活動を続けている。

《森脇稔》

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