中国吉利、インドネシアで電動SUVを現地生産へ…右ハンドル市場攻略の足がかりに

中国の吉利汽車がインドネシア市場に本格参入。主力電動SUV『EX5』の先行販売を開始
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中国のジーリーオート(吉利汽車)が、インドネシア市場への本格参入を発表した。同社の主力電動SUV『EX5』の先行販売を開始している。

ジーリーは、インドネシアの大手自動車企業PTハンダル・インドネシア・モーターと提携し、ブカシの工業地帯に生産施設を設立する計画も明らかにした。この動きは、ジーリーのインドネシアでの足場を固めるだけでなく、右ハンドル市場への拡大を加速させ、同社のグローバル戦略における重要な節目となる。

2024年11月にインドネシア子会社を設立して以来、ジーリーは6社の主要な現地ディーラーと提携し、この重要な右ハンドル市場での存在感を高めてきた。今後3年以内に、インドネシア全土に100の販売・サービス拠点を設立し、包括的なネットワークを構築する計画だ。

PTハンダル・インドネシア・モーターとの戦略的パートナーシップの中心となるのが、ブカシ第2製造施設だ。2025年第2四半期の完成を予定しており、第3四半期からEX5の生産を開始する。この施設は、インドネシアの現地生産基準(TKDN)を満たすよう設計され、ジーリーの先進的なバッテリー技術と組立プロセスを特徴とし、インドネシアの自動車産業の電動化とスマート製造への転換に貢献する。


《森脇稔》

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