東レは1月23日、xEV(電動車)向けフィルムコンデンサ用二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム「トレファン」の生産を那須工場で増強すると発表した。
東レは、那須工場に新規生産設備を導入するための投資を決定した。この投資には、最大約30億円の助成等が適用される見込みだ。新設備は2027年3月から供給開始を予定しており、土浦工場での増強分も含めると、車載コンデンサ用フィルムの生産能力は約34%拡大する計画となる。
「トレファン」はxEV向けフィルムコンデンサの性能向上に不可欠な部素材の一つであり、日本の戦略的優位性に大きく寄与する製品だ。