【株価】円安進行も自動車株全面安、トランプ次期政権の関税強化を警戒

トランプ新大統領
  • トランプ新大統領

13日の日経平均株価は前日比654円43銭安の3万8721円66銭と続落。欧米株安の流れを受け、幅広い銘柄に売りが先行。為替円安の進行で輸出関連株の一角は買われたが、短期筋の株価指数先物への売りが相場を押し下げた。

12日のニューヨークダウは382ドル安の4万3910ドルと3日ぶりに反落。米大統領選翌日の6日から前日までに2000ドル強上昇していたとあって、主力株の一部に利益確定売りが出た。ハイテク株主体の米ナスダック市場は6日ぶりに反落。電気自動車(EV)のテスラは、利益確定売りに押され6.15%安。

外国為替市場で円相場は1ドル=155円台へ下落したが、自動車株は全面安。米次期トランプ政権の輸入品に対する関税強化が警戒されているようだ。


《山口邦夫》

特集