韓国のLG化学は10月30日、北米の自動車メーカーに熱伝導性接着剤を供給することで、グローバルなモビリティ市場での存在感を高める計画を発表した。同社は自動車用接着剤事業を数百億円規模のユニットに成長させる意向も示している。
熱伝導性接着剤は、EV向けのバッテリーセルをモジュールやパックに接合するために使用される。高い熱伝導性と電気絶縁性を持つため、熱管理と性能維持に不可欠な材料だ。
LG化学は欧州と米国に生産拠点を持ち、180以上の特許を保有している。これにより技術的な参入障壁を築き、カスタマイズされたソリューションを提供できる体制を整えている。現在、顧客のコスト削減と軽量化に貢献できる製品の開発に注力している。