東芝デバイス&ストレージは10月23日、400V車載バッテリー機器に対応可能な阻止電圧900V(min)を実現し、小型のSO12L-Tパッケージを採用した車載用フォトリレー「TLX9150M」を製品化した、と発表した。
フォトリレーは、1次(制御)側と2次(スイッチ)側が電気的に絶縁されたもので、ACラインと直結した回路のスイッチや、グラウンド電位が異なる機器間のスイッチを、絶縁バリアを介し制御できる。
近年、電気自動車(EV)は航続や充電時間を改善するためバッテリーの高容量化、高電圧化が進んでいる。バッテリーマネジメントシステム(BMS)はバッテリーを常時監視、制御することで寿命と性能の最大化を可能にし、安全性を確保するためにバッテリーと車体との絶縁監視も行っている。高電圧を扱うBMSには電気的に絶縁されたフォトリレーが使用されている。