オーストリアのバイクメーカーKTMは9月12日、2025年モデルの『EXC CHAMPIONS EDITION』を発表した。この新シリーズは、FIMハードエンデューロおよびエンデューロGP世界選手権でのKTMの支配的な地位を祝うものだ。
KTMのモータースポーツの成功は1974年に遡る。モトクロスレーサーのゲンナディ・モイセエフが250cc世界選手権で初のタイトルを獲得し、その後も数々のタイトルを獲得してきた。1990年にはポール・エドモンドソンとピーター・ハンソンが初のエンデューロ世界選手権を制覇。現在までに50年以上で340以上の世界タイトルを獲得している。
EXC CHAMPIONS EDITIONは、KTMのエンデューロシリーズの中でも特別な位置を占める。レッドブルKTMファクトリーレーシングのグラフィックスキット、オレンジフレーム、フレームプロテクションセット、グレーのODIロックオングリップ、オレンジのファクトリーシートなどが特徴だ。

このシリーズには、2ストロークモデルの「KTM 250 EXC CHAMPION EDITION」と「KTM 300 EXC CHAMPION EDITION」、4ストロークモデルの「KTM 250 EXC-F CHAMPION EDITION」、「KTM 350 EXC-F CHAMPION EDITION」、「KTM 450 EXC-F CHAMPION EDITION」、「KTM 500 EXC-F CHAMPION EDITION」がラインアップされている。
さらに、KTMのライダー、ジョニー・オーベール、クリス・バーチ、アンドレアス・レッテンビッヒラーが、10月にスペインのガリシアで開催されるFIMインターナショナル・シックス・デイズ・エンデューロ(ISDE)に参戦する予定。彼らは「KTM ALL STAR TEAM」として、新型EXC CHAMPIONS EDITIONに乗り、クラブチームクラスで競う。
KTM EXC CHAMPIONS EDITIONは、9月にマッティホーフェンの生産ラインから出荷され、10月からKTMの正規ディーラーで購入可能となる。