ホンダモビリティソリューションズ(HMS)が、モビリティの発展とその影響価値を発信するニュースレター「HMS モビリティジャーナル」で、「エコで便利なモビリティ」として期待されるマイクロモビリティの現状や意識調査の結果を紹介している(8月7日発表)。
マイクロモビリティとは、主に10マイル(約16km)までの短距離移動を効率的に行う小型の交通手段を指す。現在のマイクロモビリティの多くは電動式で、専用の道路や駐車スペースをあまり必要としない点も特徴だ。
夏休みの旅行で、例えば公共交通機関からは少し離れていることも多い温泉地への訪問、あるいは近隣の様々な目的地をいくつも巡っていくショッピングや名所・旧跡への訪問では、「マイクロモビリティ」の活躍の余地がありそうだ。が、マイクロモビリティは、どの程度の認知度があるのか。
HMSが行った意識調査によると、夏休みに遠出を予定している20~69歳の男女346名のうち、マイクロモビリティを知っている、または何となく知っていると答えた人は34.1%、知らないと答えた人は65.9%であった。マイクロモビリティのメリットとして「手軽に利用できる」がトップの29.8%、次いで「環境にやさしい」の28.6%、「渋滞に影響されにくい」の23.1%が挙げられた。
このように、マイクロモビリティは手軽さと環境への配慮が評価されており、今後の普及が期待される。HMSは、今後もモビリティの発展とその影響価値を発信し続ける予定だ。