オークネットは8月6日、MIRAI-LABOと業務提携し、使用済みEV(電気自動車)リチウムイオンバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォームを構築することを発表した。
近年、欧米ではサーキュラーエコノミーの一環として、廃棄される不要品に新たな価値を創造する“リパーパス”が注目されている。日本でもカーボンニュートラルや資源制約の観点から、EVバッテリーの有効活用が求められており、リパーパスへの関心が高まっている。
オークネットはこれまで中古車や中古デジタル機器など多様な商材の循環型流通事業を展開してきた経験を活かし、MIRAI-LABOと提携。短時間かつ高精度な「EVバッテリーの性能/劣化診断」が可能な独自のインピーダンス測定法を確立、この技術を応用し、バッテリーごとに「検査・評価基準」を付与し、安全制御システムBMS付バッテリーおよびリパーパス製品に「品質保証」を提供する。
本プラットフォームは、使用済みリチウムイオンバッテリーを診断結果や買い手企業のニーズに応じてリパーパス製品として流通させることを目的としたBtoB流通プラットフォームである。オークネットがプラットフォームの開発・運営、顧客開拓等を担当し、MIRAI-LABOが劣化診断業務やBMS付バッテリーの評価業務を担う。