エヌビディア(NVIDIA)は7月30日、3Dデータ交換フレームワークの採用をロボティクス、工業デザイン、エンジニアリングに拡大し、開発者がAIの次の進化に向けて高精度の仮想世界を構築する能力を加速させる「Universal Scene Description (OpenUSD)」の機能向上を発表した。
NVIDIA Omniverseプラットフォーム上に構築された新しいOpenUSDベースの生成AIとNVIDIAアクセラレーテッド開発フレームワークにより、より多くの業界が工業デザインやエンジニアリングプロジェクトの可視化、および環境のシミュレーションのためのアプリケーションを開発して、次の波の物理的AIとロボットを構築できるようになる。
新しいサービスには、ユーザーのクエリに回答するOpenUSD言語を生成し、OpenUSD Pythonコードを生成し、3Dオブジェクトにマテリアルを適用し、3D空間と物理を理解してデジタルツインの開発を加速するためのAIモデル用のNVIDIA NIMマイクロサービスが含まれている。さらに、ロボティクスや産業シミュレーションデータ形式への新しいUSDコネクタと開発者ツールにより、ユーザーは大規模で完全にNVIDIA RTXレイトレーシングされたデータセットをApple Vision Proにストリーミングできるようになる。