【株価】トヨタが3日続落…政府・日銀の為替介入観測、円高進行で警戒感強まる

トヨタGRカローラ(US仕様)
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12日の日経平均株価は前週末比84円40銭高の4万1275円08銭と反発。米国株高を受け買いが先行して始まったが、外為市場での円高進行に対する警戒感から利益確定の売りも出たことから上値は限定的だった。

ニューヨークダウは12日に4万ドル台を回復し、15日は210ドル高の4万211ドルと4日続伸し、2カ月ぶりに最高値を更新。利下げ期待を支えに買いが先行する動きとなった。ハイテク株主体の米ナスダック市場も続伸。電気自動車(EV)のテスラは1.78%高。

外国為替市場で先週末、連日で政府・日銀の円買い・ドル売り介入が観測され、東京市場で円相場は1ドル=158円台後半で推移。円相場の先行きに対する不透明感が強まっており、自動車株は高安まちまちとなった。


《山口邦夫》

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