SDV:ソフト定義自動車の安全性向上へ、QNXと独ベクターが提携…新システム構築めざす

ベクターのソフト定義自動車(SDV)のイメージ
  • ベクターのソフト定義自動車(SDV)のイメージ

ドイツに本拠を置くベクター(Vector)は6月3日、BlackBerryの事業部門のQNXとの提携を締結した、と発表した。この提携により、ソフトウェア定義自動車(SDV)のための自動車安全性統合レベル(ASIL)Dに対応していく。

ベクターとQNXは、先進的かつ安全なシステムを構築するために協力する。この協力の中で、ベクターはQNXのオペレーティングシステム(OS)の統合、対応するインターフェース、安全ケースを提供する。これにより、自動車メーカーやサプライヤーは、「QNX OS for Safety」上で「MICROSAR Adaptive Safe」を用いた「AUTOSAR」ベースのアプリケーションを容易に開発できるようになるという。

これにより、事前に調整された業界認定の安全コンセプトを活用して、安全で高性能なSDVシステムを構築できる、と自負する。また、この協力はソフトウェア定義自動車の実現に向けた重要なステップだ。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

特集