トヨタのハイブリッド車、ブラジル販売10万台達成…バイオ燃料との組み合わせでCO2削減

トヨタ・カローラクロス・ハイブリッド(ブラジル仕様)
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トヨタ自動車は5月22日、トヨタとレクサスの両ブランドで合計10万台のハイブリッド車をブラジルで販売したと発表した。この達成は、同社がブラジルで66年間にわたって築いてきた歴史の中で、重要なマイルストーンになるという。

現在、ブラジルで走行している電動車のうち、3台に1台はトヨタまたはレクサスだ。2023年だけで、両ブランド合わせて2万1000台以上のハイブリッド車が販売され、そのうち2万台は現地生産された『カローラ』と『カローラクロス』だった。これにより、国内での雇用の創出にも貢献している。

トヨタのハイブリッド車は、ブラジルで開発されたハイブリッドフレックス技術を採用しており、電動モーターの高効率とエタノールを使用したフレックスエンジンの低CO2排出を組み合わせている。この技術は、実用的でアクセスしやすく、持続可能であり、ブラジルのバイオ燃料の特性に一致している。


《森脇稔》

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