ジャガー・ランドローバー、新型EVを9車種発売へ…テスト施設を開所

JLR(ジャガー・ランドローバー)が英国に開所したEVのテスト施設「フューチャー・エナジー・ラボ」
  • JLR(ジャガー・ランドローバー)が英国に開所したEVのテスト施設「フューチャー・エナジー・ラボ」
  • JLR(ジャガー・ランドローバー)が英国に開所したEVのテスト施設「フューチャー・エナジー・ラボ」
  • JLR(ジャガー・ランドローバー)が英国に開所したEVのテスト施設「フューチャー・エナジー・ラボ」

JLR(ジャガー・ランドローバー)は10月23日、EVのテスト施設「フューチャー・エナジー・ラボ」を、英国コベントリーのエンジニアリングセンターに開所した、と発表した。これにより2030年までに、新型EVを9車種発売するのに備えていく。

フューチャー・エナジー・ラボは、32万3000平方フィートを擁するエンジニアリング施設だ。ここでは、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー、ジャガーの各次世代EV向け電気駆動ユニット(EDU)を開発する。施設には、マイナス40度からプラス55度までの過酷な条件をシミュレートできる部屋が設けられた。

この施設への投資により、350人の新規雇用が創出される見通し。また、この施設は、JLRが傘下の全ブランドで新型EVを開発するのに伴い、EV開発の規模を拡大する拠点に位置づけられる。JLRは、テストでの開発能力を大幅に向上させることにより、次世代EVを持続的にスケールアップすることが可能になる。開発プロセスにおいて、他のグローバルな試験施設を渡り歩く必要が減少するという。さらに、英国本国でのEVテスト能力を増強することで、試験評価のために世界中に試作車を送ることに伴うコストと排出ガスを最小限に抑える。


《森脇稔》

編集部おすすめのニュース

特集