ホンダ、北米最大の充電ネットワークを利用可能に…新型EVの2024年の発売に備える

ホンダ・プロローグ の充電イメージ
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  • アキュラ ZDX
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ホンダ(Honda)の米国部門は9月29日、ホンダとアキュラのEVの顧客が、北米最大の充電ネットワークを利用できるようにすると発表した。新型EVのホンダ『プロローグ』とアキュラ『ZDX』の2024年の現地発売に備える。

ホンダの米国部門は、「EVgo」、「Electrify America」と提携を結んだ。全米最大級のEV向け公共急速充電ネットワークのEVgoとElectrify Americaとの新たな契約により、ホンダとアキュラのEVの顧客は、全米の数千か所の急速充電器を利用できるようになる。ホンダとアキュラのEVの顧客は、スマートフォンアプリの「HondaLink」などを使うことなく、EVgoとElectrify Americaの充電ステーションにアクセスできる。利用可能な充電ステーションの検索、充電料金の支払い、クレジット決済の利用、契約プランの登録、その他の機能を利用することができる。

ホンダとアキュラの新型EVを購入、リースする場合、新車価格に含まれる3つの充電パッケージから1つを選択することが可能。ホンダとアキュラの両ブランドは、住宅の所有、賃貸など、購入者のライフスタイルに合わせて、充電システムを用意する予定だ。

ホンダはすでに、2025年から北米で販売する新型EVの充電ポートに、北米充電規格(NACS)を採用することでテスラと合意した。ホンダは2025年内に北米で、NACS用充電ポートを採用した新型EVの発売を予定している。この新型EVの発売を皮切りに、NACSの採用を進めていく。また、これより前に北米で発売する「CCS」用充電ポートを採用したEVについても、充電アダプターを用いてNACSに対応できるよう、開発を進めている。NACSの採用に合意したことで、ホンダのEVの顧客は、テスラの急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」の利用が可能になる。

また、ホンダは北米において、信頼性の高い充電インフラの整備を目的に、BMWグループ、GM、ヒョンデ、キア、メルセデスベンツグループ、ステランティスの自動車メーカー7社で、EV用高出力充電網を構築する合弁会社の設立に合意している。


《森脇稔》

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