VW『ティグアン』次期型、PHEVは充電を高速化…デビューは今秋

フォルクワーゲン・ティグアン 次期型のプロトタイプ
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フォルクスワーゲンは6月15日、今秋初公開する予定の小型SUV『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)次期型に、最新のプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定すると発表した。プロトタイプの写真を公開している。


◆EVモードの航続は最大100kmに

次期ティグアンは3世代目モデルだ。次期ティグアンには、「MQB evo」車台を採用する。このプラットフォームによって、次期ティグアンでは、多様な駆動方式への対応をはじめ、さまざまな新技術の搭載を可能にしているという。

次期ティグアンは、ディーゼルターボエンジンの「TDI」、ガソリンターボエンジンの「TSI」、マイルドハイブリッド+ターボ付きガソリンエンジンの「eTSI」、PHEVの「eHybrid」と幅広いパワートレインが用意される予定だ。

このうち、新しいPHEVのeHybridのEVモードの航続は、最大100kmまで延びる。さらに、すべてのeHybridバージョンでAC充電が高速化され、DC充電も初めて標準装備されるという。

フォルクワーゲン・ティグアン 次期型のプロトタイプフォルクワーゲン・ティグアン 次期型のプロトタイプ

◆ゴルフGTIと同じビークルダイナミクスマネージャーを標準装備

電子制御サスペンションは、より快適でダイナミックさを追求する。MQB evoでは、新世代のアダプティブサスペンションコントロール「DCC」に、2バルブショックアブソーバーを備えた「DCC Pro」がオプション設定される。さらに、最新の『ゴルフGTI』に採用したビークルダイナミクスマネージャーを標準装備しているのも、次期ティグアンの特長になる。

このシステムは、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」の機能と、DCC Proシステムの制御ショックアブソーバーのラテラルダイナミクスを制御する。ブレーキの介入やショックアブソーバーの硬さを調整するビークルダイナミクスマネージャーの効果で、ハンドリング特性はよりニュートラルで安定し、機敏で正確なものとなっている、と自負する。

また、この進化は、快適性の向上やダイナミックなコーナリングでの性能の大幅な向上を通じて、車内で実感することができるという。

フォルクワーゲン・ティグアン 次期型のプロトタイプフォルクワーゲン・ティグアン 次期型のプロトタイプ

◆新インフォテインメントシステムに15インチスクリーン

新しいディスプレイと操作コンセプトを含めて、インテリアを刷新する。次期ティグアンには、新開発のコックピットと新しいインフォテインメントシステムを搭載する。15インチのスクリーンには、ナビゲーション、音楽、空調などの重要な機能が表示され、クイックアクセスでカスタマイズすることも可能だ。

また、センターコンソールには「ドライビング・エクスペリエンス・コントロール」が設置される。小型スクリーンを備えたこのロータリーコントロールによって、ドライブモード、オーディオの音量、アンビエント照明の色などをコントロールする。上質な素材、新開発のシート、効果的な遮音対策により、快適性も追求している。

次期ティグアンでは、上質な素材、新開発のシート、効果的な遮音性により、プレミアム性と快適性を引き上げている。とくに、新たにオプション設定される「アコースティックパッケージ」を組み合わせると、プレミアムクラスに匹敵する遮音性を実現するよう設計されているという。また、センターコンソールは、収納スペースをより広く取った、としている。

《森脇稔》

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