キャデラック初のSUVクーペ『GT4』発表…中国高級車の最大セグメントで攻勢

キャデラック GT4(中国仕様)
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キャデラックは5月28日、新型コンパクトSUVクーペ『GT4』(Cadillac GT4)を中国でワールドプレミアした。『XT4』のクーペ版に位置付けられる。

◆キャデラックの最新デザイン言語を採用

GT4は、キャデラックのラインナップにおいて、初のクーペスタイルのSUVだ。改良新型XT4とともに、中国における高級車の最大セグメントのひとつ、コンパクトラグジュアリーSUVカテゴリーで攻勢をかけるモデルになる。キャデラックはGT4で、ニューアメリカンラグジュアリーの顧客体験を、次のレベルへと引き上げることを狙う。

キャデラックブランドの最新デザイン言語を採用する。フロントマスクには、V字型を取り入れた新形状のグリルを装備した。また、縦型ヘッドライトには、キャデラックの電動SUV『リリック』を彷彿とさせるスリムなLEDテクノロジーを導入している。

5色のエクステリアカラーを設定した。オプションの「スポーツパッケージ」には、ブラックのツートンボディ、ダークアクセントとルーフレール、19インチのハイグロスブラックアルミホイールを装備する。

◆セグメント初の33インチフリーフォームディスプレイを標準装備

キャデラック GT4(中国仕様)キャデラック GT4(中国仕様)

インテリアは、リリックにインスパイアされたラップアラウンドデザインとした。フローティングスタイルのセンターコンソールを採用する。また、クロームアクセント、ブラッシュドアルミ、カーボンファイバートリムパネルなど、プレミアム素材を使用している。

また、インテリアカラーは豊富にラインナップされた。最大6色のデュアルカラーを組み合わせたインテリアが用意されている。

セグメント初の33インチフリーフォームディスプレイを標準装備した。「キャデラック・バーチャルコックピット」と組み合わせて、新しいユーザーインターフェース、直感的なヒューマンマシンインタラクション、豊富なマルチメディアコンテンツを可能にしている。インテリジェントなコネクティビティなど、業界をリードするテクノロジーを融合した、と自負する。

◆15スピーカーのAKGオーディオシステム

GT4は、コンパクトラグジュアリーSUVのセグメントを再定義し、より豊かなユーザー体験とさらなる快適性と利便性を実現するために、セグメント専用の装備を採用している。

例えば、15スピーカーのAKGオーディオシステムは、セグメントで唯一、GT4だけの装備になるという。また、HDストリーミングミラー、フルカラーヘッドアップディスプレイ、360度サラウンドカメラシステム、触覚振動シートなど、セグメントをリードする先進安全技術やインテリジェントドライバーアシスト技術を導入している。

デュアルゾーンオートエアコンには、PM2.5パティキュレートフィルターとAQSキャビンエアモニタリングシステムが付く。ドライバー用メモリーシート、ヒーター&ベンチレーション付きフロントシート、ワイヤレスエントリーの「iKey」、パワーテールゲート、Appleのワイヤレス充電機能、セグメント専用のセルフシールタイヤなども装備している。

◆1.5リットルと2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボを設定

GT4のパワートレインには、1.5リットルと2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定する。9速ATと48Vマイルドハイブリッドテクノロジーとの組み合わせで、パワフルでレスポンスの良い走りを可能にしているという。また、全輪駆動のバリエーションも用意されている。

《森脇稔》

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