電動車の大敵、電磁波のノイズ対策…人とクルマのテクノロジー展 

電磁界シールド用フレキシブルフェライトシート
  • 電磁界シールド用フレキシブルフェライトシート
  • フェライトシールドチューブ
  • フェライトシールドチューブ
  • フェライトシールドチューブ
  • 軟磁性コンパウンド被覆ケーブル
  • Mn-Znフェライト クランプフィルタ
  • 電磁波を遮断するためのシールド部材を開発・提供する戸田工業

電動車にとっての大敵。それが電磁波である。ことと次第によっては車両が止まってしまうこともある。これが飛行機だったらただでは済まない。

かつて、電子制御燃料噴射を用いたバイクの生産化を始めようとした時、メーカーは東京タワー周辺でテストを繰り返したと言われる。電磁波の影響を確かめるためだ。外部から電装品の中枢に電磁波が入り込むと誤動作を起こす原因となる。そのため電磁波を遮断するためのシールドが必要なるのだが、こうしたシールドの部材を開発し提供している会社が戸田工業である。

シールドの役割は外部からの電磁波の影響を遮断するだけでなく、モーターあるいは電池などから出るノイズを外に出さないという役目も果たす。というわけで、ECUなどに悪さをしようとするハッカーの対策にもなる。その対策として用意されたのが電磁界シールド用フレキシブルフェライトシートである。柔らかい素材なので色々な形状に密着して対策が可能なようだ。


《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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