ホンダのコンパクト『ブリオ』に改良新型、「RS」もリフレッシュ…インドネシアで発表

インドネシアで最も売れているモデルのひとつ

低燃費かつクラス最高パワーの1.2リットルエンジン

標準仕様の「サティヤ」も新デザインに

ホンダ・ブリオ 改良新型の「サティヤ」と「RS」
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ホンダのインドネシア合弁「PTホンダ・プロスペクト・モーター」は5月5日、コンパクトカー『ブリオ』(Honda Brio)の改良新型を発表した。

◆インドネシアで最も売れているモデルのひとつ

初代ブリオは2011年に発表された。タイやインドなど、アジア地域で拡大するエントリーカー市場に向けて開発されたスモールカーだ。ホンダの「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」思想を進化させ、都市でも扱いやすいコンパクトな車体サイズに、存在感を主張するデザインとゆったりとした室内空間を追求していた。

初代ブリオは2012年、インドネシアに導入された。インドネシア市場において、ブリオは最も売れているモデルのひとつであり、2020年、2022年、2023年第1四半期(1~3月)、インドネシアで最も売れた車となった。ブリオは発売から現在まで、インドネシアで50万台以上を販売している。

また、ブリオは、インドネシアにおけるホンダ車の中で、部品の現地調達率が最も高く、最大96%に達している。高い現地調達率は、高品質かつ手頃な価格という点で、消費者にメリットをもたらすという。インドネシアで生産されたブリオは、輸出市場でも大きな需要がある。2019年以降、2万5000台以上のブリオが各国に輸出されている。

◆低燃費かつクラス最高パワーの1.2リットルエンジン

2世代目となる現行型のデビューから、約5年が経過して登場した改良新型には、スポーティな「RS」グレードを継続設定する。改良新型のRSには、LEDデイタイムランニングライト付きの新しいLEDヘッドライト、RSエンブレム付きのダーククロームフロントグリル、新デザインのLEDフォグランプ、LEDウインカー付きのブラックドアミラー、新デザインのフロントバンパー、スモークテールランプ、ディフューザー付きリアバンパー、新デザインの15インチダーククロームアルミホイール、新スマートエントリーシステムを採用した。

ボディカラーには、新色のエレクトリックライムメタリックをはじめ、さまざまなバリエーションを用意した。また、RS専用のステラダイヤモンドパール、メテオロイドグレーメタリックも新設定された。また、2トーンカラーのオプションとして、フェニックスオレンジパール、クリスタルブラックパール、ラリーレッド、タフタホワイトも選択できる。

改良新型には、低燃費でありながらクラス最高パワーの1.2リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンを搭載する。「アースドリーム」テクノロジーを導入しており、最大出力は90psを引き出す。トランスミッションは、MTとCVTを組み合わせる。

◆標準仕様の「サティヤ」も新デザインに

インテリアは、シートパターンやダッシュパネルを変更した。ワンプッシュイグニッションシステム、マルチインフォメーションLCDディスプレイ付きメータークラスター、7インチアドバンスト静電タッチパネルディスプレイオーディオ、オーディオステアリングスイッチのイルミネーションライトなども新たに装備している。

標準仕様の「サティヤ」グレードには、LEDデイタイムランニングライト付きヘッドランプ、クロームフロントグリル、新形状の14インチアルミホイールを採用した。フロントバンパーも新デザインだ。室内には、新しいインテリアカラーとシートパターン、ドアライニング、グレー仕上げのダッシュボードとルーフライニングを採用している。

なお、改良新型ブリオのインドネシアでのベース価格は、1億6590万ルピア(約150万円)と発表されている。

《森脇稔》

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