マツダは3月17日、毛籠勝弘取締役専務執行役員が社長兼CEO(最高経営責任者)に昇格する人事を発表した。丸本明社長兼CEOは取締役を退任し相談役に就く。いずれも6月に開催する株主総会を経て正式に就任する。菖蒲田清孝会長は続投する。
丸本社長と毛籠専務は同日、広島市内で揃って会見し、その模様はオンライン中継された。丸本社長は「北米新合弁工場、ラージ商品群と電動化技術、米国販売ネットワークの再構築など、ブランド価値向上への投資を計画通りに実行し、合わせて固定費の効率化による損益分岐点台数の低減や販売の質的成長により、なんとか中期経営改革で掲げた利益のグライドパスに近づけることができつつある」と2018年の社長就任からの5年間を総括。