歩行者への注意喚起や5Gでの遠隔監視も…愛・地球博記念公園で大型の自動運転バス

バスは埼玉工業大学が実験中の車体
  • バスは埼玉工業大学が実験中の車体
  • 車両と歩行者の動きに関するデジタル空間上でのシミュレーション
  • 園内西ルート
  • 園内管理道路ルート

アイサンテクノロジーは、自動運転サービスの実現を目指して、愛・地球博記念公園(長久手市)で「園内バスルートでの自動運転バスによる運行」をテーマに、公園利用者の移動手段を想定した実証実験を2月10日から12日までと14日の4日間実施する。

今回の実証実験は、NTTコミュニケーションズを幹事会社とする共同体で愛知県より委託を受けて実施する。愛・地球博記念公園で、園内バスと同じサイズの大型バスによる自動走行を初めて実施する。AI映像解析技術を活用して、園内の歩行者に対して音声によるバス接近を注意喚起する。

また、複数のカメラ映像を5G通信で伝送し、遠隔管制者がルート上の危険を検知し、遠隔管制室と車両との間でコミュニケーションをとって事故を防止する。

さらに、車両と歩行者の動きに関するシミュレーションを行い、自動運転バスと歩行者の安心・安全な共存のあり方を検証、将来の園内における自動運転サービス実装を目指す。

園内西ルートの一部を走行し、歩行者と自動運転バスの安心、安全な共存のあり方を検証する。園内管理道路ルートは、樹木により GNSS電波を検知しづらい環境でも、LiDARで測定した周囲の情報と3Dマップを照合して自車位置を推定する方式で自動走行し、課題を抽出する。

《レスポンス編集部》

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