新潟県の六日町駅(六日町)と犀潟(さいがた)駅(上越市)を結ぶほくほく線を運営する北越急行は12月16日、ダイヤ改正を3月18日に実施すると発表した。
1997年3月に開業したほくほく線は、国鉄時代に計画され工事が進められていた「北越北線」がルーツだったが、同線は1980年に日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)の施行を受けて工事凍結。1982年3月に工事が中断されたが、1984年8月に設立された第3セクター・北越急行の設立を受けて、翌年3月に再開。1989年10月には高速化を視野に入れた高規格路線としての工事に着手した。
2015年3月に北陸新幹線が金沢まで延伸するまでは、JR乗入れ特急『はくたか』が国内最速の在来線特急として北陸方面へ運行されており、2002年3月から最高160km/h運転が開始されていた。

『はくたか』廃止後は最高速度が130km/hにダウンしたが、このスピードを活かした『超快速スノーラビット』が運行されるようになった。しかし、今回の改正ではこれを95km/hに落とすことになり、超快速とともに快速も廃止。全列車が各駅停車になるという、開業以来の大鉈が振るわれることになった。
また、今回の改正では平日と土休日でダイヤが分けられることになり、平日は18往復、土休日は17往復を設定。土休日のみ1往復の減便となるが、JR上越新幹線と接続する列車が増える。
