最高速380km/h、10台限りのブガッティ『チェントディエチ』…ゲーム「ロケットリーグ」に登場へ

ゲーム内でロケット飛行やジャンプが可能

最大出力1600hpのW16気筒+4ターボエンジン

シロンをべースに専用のボディをデザイン

ブガッティ・チェントディエチ
  • ブガッティ・チェントディエチ
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ゲーム『ロケットリーグ』は1215日、ブガッティの新型ハイパーカー『チェントディエチ』(Bugatti Centodieci)が、1219日から202313日までの期間限定で、同ゲームに登場すると発表した。

◆ゲーム内でロケット飛行やジャンプが可能

ブガッティ・チェントディエチブガッティ・チェントディエチ

チェントディエチは、10台のみをブガッティのフランス・モルスハイム本社工場で、ハンドメイドで組み立てる計画だ。価格は800万ユーロ(約117000万円)だが、10台は完売している。

『ロケットリーグ』は、ロケット飛行やジャンプできる特殊な車を操作して、サッカーを行う架空のスポーツゲームだ。レースとサッカーを融合させたのが特長で、全世界で150以上の「ベストゲーム」賞を受賞している。

『ロケットリーグ』に登場するチェントディエチは、カラーリングをはじめ、さまざまなカスタマイズのオプションがある。例えば、エンジンサウンドやアルミホイールを、ユーザーの好みでカスタマイズすることができる。

◆最大出力1600hpW16気筒+4ターボエンジン

チェントディエチは、ブガッティの創業110周年記念モデルであり、ブガッティが1990年代に生産した『EB110』へのオマージュとして開発された。車名のチェントディエチとは、イタリア語で110を意味している。

チェントディエチのミッドシップに搭載されるパワートレインは、『シロン』の8.0リットルW16気筒+4ターボがベースのエンジンだ。オイルクーラーに吸気口を追加することにより、エンジンの冷却性能を引き上げるなどの専用チューンを受けた。最大出力は1500hp/6700rpmから、1600hp/7000rpmに、100hp向上している。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ「DSG」で、駆動方式は4WDだ。チェントディエチはシロンに対して20kg軽量化されており、0100km/h加速2.4秒、0200km/h加速6.1秒、0300km/h加速13.1秒の性能を発揮する。最高速は380km/h(リミッター作動)に到達する

◆シロンをべースに専用のボディをデザイン

ブガッティによると、チェントディエチの開発と設計に関しては、多くの技術的課題に直面したという。EB1101980年代後半に開発されており、非常にフラットで、くさび形の古典的デザインが特徴だ。一方、チェントディエチのベース車両のシロンは、複雑なエアロダイナミクスフォルムを備えており、シロンベースでEB110のようなデザインを構築することに苦労したという。

フロントには、馬蹄形のラジエーターグリルを装着した。新開発のフロントスポイラーは、フロントバンパーの3分割エアインテークに似合うようにデザインされた。ノーズは非常に低く、象徴的なブガッティホースシューは、低いノーズに合わせて小型化された。これらのデザイン要素により、EB110のモチーフを再現しているという。LEDデイタイムランニングライトを組み込んだヘッドランプは、スリムなデザインが特長だ。

ボディサイドでは、BピラーのCラインが、シロンよりも大幅にコンパクト化された。5つの丸型エアインサートを、ダイヤモンドの形で配置した。W16気筒エンジンの冷却に、充分なエアインテークを備えている。

《森脇稔》

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