南東北の観光列車が交替…『フルーティア』が引退、『リゾートあすなろ』改造の『SATONO』が登場

『SATONO(さとの)』のエクステリア。
  • 『SATONO(さとの)』のエクステリア。
  • 『SATONO(さとの)』のサイドビュー。1号車は「草木の芽吹く様子を表した若葉色や、深い山々をイメージした」という濃い緑、2号車は「清らかで雄大な川の流れや広い空を表した水色や、深い海をイメージした」という濃い青をベースカラーとし、東北地方の豊かな風土を表現。
  • 『SATONO(さとの)』のレイアウト。北東北向けの『ひなび(陽旅)』と同様、ボックスシートとリクライニングシートからなる構成だが、インテリアの色は異なる。
  • 『SATONO(さとの)』のロゴ。その名は「ゆっくりと、のんびりと、東北の豊かな風土を味わいながら列車旅を楽しんでいただきたい」という想いを込めて付けられたという。
  • 『SATONO(さとの)』に改造される試運転当時の『リゾートあすなろ』(左)。2010年10月18日、東北本線野辺地駅(当時)。
  • 西洋モダンと会津塗りをモチーフにした『フルーティアふくしま』用719系700番台。クシ718-701+クモハ719-701からなる2両編成で、元は1989年に登場した交流専用の近郊型電車だった。

JR東日本東北本部は11月24日、観光列車『フルーティアふくしま』の運行終了と、新たな観光列車『SATONO(さとの)』の導入を発表した。

『フルーティアふくしま』は719系近郊型電車2両編成1本を改造したもので、2015年4月に磐越西線・郡山~会津若松間で運行を開始した。福島県産のフルーツを使ったオリジナルスイーツやドリンクを味わえる「走るカフェ」として運行され、2019年4月には運行区間を喜多方まで延長。2016年12月からは東北本線の仙台まで進出したが、車両の老朽化を理由に2023年12月に運行を終了することになった。

西洋モダンと会津塗りをモチーフにした『フルーティアふくしま』用719系700番台。クシ718-701+クモハ719-701からなる2両編成で、元は1989年に登場した交流専用の近郊型電車だった。西洋モダンと会津塗りをモチーフにした『フルーティアふくしま』用719系700番台。クシ718-701+クモハ719-701からなる2両編成で、元は1989年に登場した交流専用の近郊型電車だった。

代わって2024年春頃に登場するのが『SATONO(さとの)』で、11月22日に発表された北東北向けの観光列車『ひなび(陽旅)』と同じく、HB-E300系『リゾートあすなろ』を改造。宮城・福島・山形の3県を中心に運行される。

『SATONO(さとの)』のロゴ。その名は「ゆっくりと、のんびりと、東北の豊かな風土を味わいながら列車旅を楽しんでいただきたい」という想いを込めて付けられたという。『SATONO(さとの)』のロゴ。その名は「ゆっくりと、のんびりと、東北の豊かな風土を味わいながら列車旅を楽しんでいただきたい」という想いを込めて付けられたという。

車内は『ひなび(陽旅)』と同じく、1号車は4・2・1人掛けのボックスシート、2号車はリクライニングシートとなり、座席定員も同じく59人となる。

『SATONO(さとの)』のサイドビュー。1号車は「草木の芽吹く様子を表した若葉色や、深い山々をイメージした」という濃い緑、2号車は「清らかで雄大な川の流れや広い空を表した水色や、深い海をイメージした」という濃い青をベースカラーとし、東北地方の豊かな風土を表現。『SATONO(さとの)』のサイドビュー。1号車は「草木の芽吹く様子を表した若葉色や、深い山々をイメージした」という濃い緑、2号車は「清らかで雄大な川の流れや広い空を表した水色や、深い海をイメージした」という濃い青をベースカラーとし、東北地方の豊かな風土を表現。『SATONO(さとの)』のレイアウト。北東北向けの『ひなび(陽旅)』と同様、ボックスシートとリクライニングシートからなる構成だが、インテリアの色は異なる。『SATONO(さとの)』のレイアウト。北東北向けの『ひなび(陽旅)』と同様、ボックスシートとリクライニングシートからなる構成だが、インテリアの色は異なる。
《佐藤正樹》

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