JR東日本盛岡支社は11月22日、岩手・青森の各線区で新たな観光列車『ひなび(陽旅)』を2023年冬頃から運行すると発表した。
これは、東北新幹線新青森延伸を機に2010年12月にデビューした前面展望タイプのディーゼルハイブリッド車両・HB-E300系『リゾートあすなろ』を改造するもので、列車名は「岩手・青森の自然を車窓から感じ、『ぬくもりのあるゆったりとした旅』をしてほしい」という想いから付けられたという。
現行の『リゾートあすなろ』は、HB-E302-3+HB-E301-3とHB-E302-4+HB-E301-4の2編成があり、いずれも2人掛けリクライニングシート中心のインテリアだが、『ひなび(陽旅)』では1号車が4・2人掛けボックスシート、2号車が2人掛けリクライニングシート中心のインテリアとなる。
『ひなび(陽旅)』のレイアウト。座席定員は『リゾートあすなろ』時代より19人減り、その分、ゆとりのある車内となる模様。
『ひなび(陽旅)』に改造される試運転当時の『リゾートあすなろ』(左)。2010年10月18日、東北本線野辺地駅(当時)。