北東北に新たな観光列車『ひなび(陽旅)』…HB-E300系リゾートあすなろ改造 2023年冬から運行

キハ58系など、かつて盛岡支社管内の気動車に用いられていた白地に赤ラインの「盛岡色」をベースにした塗色となる『ひなび(陽旅)』。コンセプトは「北東北の自然」と「地域とのつながり」。
  • キハ58系など、かつて盛岡支社管内の気動車に用いられていた白地に赤ラインの「盛岡色」をベースにした塗色となる『ひなび(陽旅)』。コンセプトは「北東北の自然」と「地域とのつながり」。
  • 『ひなび(陽旅)』のサイドビューとフロントビュー。赤いラインは紐に見立てられており、先頭に水引の結びである「梅結び」を入れ「地域と地域を結ぶ列車」をイメージ。サイドには波や川の模様、花吹雪、山が表現される。
  • 『ひなび(陽旅)』のレイアウト。
  • 「自然の中を走行するひなびと、花結びや文字のつながりから、人と人を結ぶ助け合いや絆を意味する『結び』」を表現したという『ひなび(陽旅)』のロゴ。
  • 『ひなび(陽旅)』に改造される試運転当時の『リゾートあすなろ』(左)。2010年10月18日、東北本線野辺地駅(当時)。

JR東日本盛岡支社は11月22日、岩手・青森の各線区で新たな観光列車『ひなび(陽旅)』を2023年冬頃から運行すると発表した。

これは、東北新幹線新青森延伸を機に2010年12月にデビューした前面展望タイプのディーゼルハイブリッド車両・HB-E300系『リゾートあすなろ』を改造するもので、列車名は「岩手・青森の自然を車窓から感じ、『ぬくもりのあるゆったりとした旅』をしてほしい」という想いから付けられたという。

『ひなび(陽旅)』のサイドビューとフロントビュー。赤いラインは紐に見立てられており、先頭に水引の結びである「梅結び」を入れ「地域と地域を結ぶ列車」をイメージ。サイドには波や川の模様、花吹雪、山が表現される。『ひなび(陽旅)』のサイドビューとフロントビュー。赤いラインは紐に見立てられており、先頭に水引の結びである「梅結び」を入れ「地域と地域を結ぶ列車」をイメージ。サイドには波や川の模様、花吹雪、山が表現される。

現行の『リゾートあすなろ』は、HB-E302-3+HB-E301-3とHB-E302-4+HB-E301-4の2編成があり、いずれも2人掛けリクライニングシート中心のインテリアだが、『ひなび(陽旅)』では1号車が4・2人掛けボックスシート、2号車が2人掛けリクライニングシート中心のインテリアとなる。

『ひなび(陽旅)』のレイアウト。『ひなび(陽旅)』のレイアウト。

座席定員は『リゾートあすなろ』時代より19人減り、その分、ゆとりのある車内となる模様。

『ひなび(陽旅)』に改造される試運転当時の『リゾートあすなろ』(左)。2010年10月18日、東北本線野辺地駅(当時)。『ひなび(陽旅)』に改造される試運転当時の『リゾートあすなろ』(左)。2010年10月18日、東北本線野辺地駅(当時)。
《佐藤正樹》

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