常磐線のE657系が『フレッシュひたち』化…かつてのE653系5色カラーに 12月下旬から

裾部が緑色となるE657系のイメージ。
  • 裾部が緑色となるE657系のイメージ。
  • 常磐線時代のE653系カラー。
  • 5色からなるE653系のリバイバルカラー。

JR東日本水戸支社は11月18日、常磐線用E657系特急型電車の5編成にE653系特急型電車のリバイバルカラーを施すと発表した。

1997年10月、老朽化した485系特急型電車の後継車として登場したE653系は、特急『フレッシュひたち』を中心に運用。車体裾部に沿線の茨城県や福島県にちなんだ5色のカラーが施され、独特の流線型車体と相まって斬新なイメージを与えた。

常磐線時代のE653系カラー。常磐線時代のE653系カラー。

しかし、2013年3月改正では常磐線の定期特急がすべて新鋭のE657系に置き換えられたことより、同年9月には7両編成が羽越本線の特急『いなほ』へ塗色変更の上、1000番台として転用を開始。カラフルなE653系は臨時列車のみの運用となったが、これも2014年までには姿を消し、塗色変更の上、残る7両編成が『いなほ』へ。4両編成が信越本線の特急『しらゆき』用1100番台として転用されている。

E657系のリバイバルカラー車は、「霞ケ浦と帆曳船」をテーマにした緑を皮切りに12月下旬から品川~仙台間の定期特急の一部で運用に入り、茨城デスティネーションキャンペーン期間中の12月31日までに5色すべてが揃う予定で、2026年春まで運行される。

5色からなるE653系のリバイバルカラー。5色からなるE653系のリバイバルカラー。

また、このリバイバルカラーにちなみ、12月24日には勝田車両センター(茨城県ひたちなか市)で運用前の緑塗色E657系を展示しての撮影会が有料で開催される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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