WHILL社は、近距離モビリティ『WHILL』シリーズに、歩道を走行できるスクーター型の新モデル『WHILL モデルS』を追加し、9月13日より先行受注を開始した。
WHILL社は2012年の創業以来、歩行領域・屋内・施設内を中心とした近距離移動のプロダクトとサービスを展開してきた。2014年には初号機『WHILL モデルA』を発売。現在は、力強い走破性と分解して車載できる利便性が特徴の『WHILL モデルC2』、軽量化と折りたたみによる持ち運びなどを実現した『WHILL モデルF』の主要2モデルを世界中で展開している。
今回投入するWHILL モデルSは、WHILL社初となるスクーター型モデルだ。安定してかつより長く走ることができるため、免許返納後も心地よく走れるクルマとして、自転車の代わりとしても活用可能。電動アシスト自転車よりもバランスが取れて安定し、シニアカーよりもスタイリッシュな新しい移動手段として提案する。
操作はシンプルで、レバーを握れば前進/後進、手を離せばその場でブレーキがかかり停止する仕組み。直感的で分かりやすい、かつ滑らかな操作性でありながら、操作部には自動車に馴染みがあるアイコンを採用し、運転の楽しさを演出している。
充電時間は標準で9時間40分、急速で6時間40分。満充電で33km走行できる。サイズは全長119×全幅55.3×全高92cm。重量は63kg。価格は21万8000円からで、カラーは全4色から選択できる。
またWHILL社では、モデルSだけのプレミアムなサービスとして「WHILLプレミアムケア」を開発。保険やロードサービス、メディカルアシストがセットになった既存のサポートサービス「WHILLスマートケア」と、本人と家族がスマートフォンのアプリ上で機体の居場所や状態、お出かけ記録などの外出情報を共有できる「WHILLファミリーApp」を一緒にしたもので、2万6400円(年間契約)で利用できる。