冬用タイヤの老舗、北欧ノキアン社から新スタッドレス「R5シリーズ」登場

ノキアンタイヤ ハッカペリッタ R5
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阿部商会は、ノキアンタイヤの新スタッドレスタイヤ「ハッカペリッタ R5」、「ハッカペリッタ R5 SUV」、「ハッカペリッタ R5 EV」を8月より順次発売する。

ノキアン社は、1934年に世界初のウィンタータイヤを生み出した北欧フィンランドのタイヤメーカー。特に冬用タイヤのハッカペリッタシリーズはその高い性能・品質で世界的に評価され、ウィンタータイヤのスペシャリストとして認められている。

新スタッドレスタイヤ「R5シリーズ」は乗用車用の「R5」、SUV用の「R5 SUV」、電気自動車(EV)用の「R5 EV」の3製品で構成。気候変動による路面の変化、自動車の技術革新、消費者の幅広いニーズに対応する。先代「R3シリーズ」と比較して、トレッドパターンは接地面積が4%、サイプ量が10%、トレッドブロックの数量は40%増加。デザインも一新している。

乗用車用のR5は、2通りのブロック配列から形成されるトレッドパターン「ダブルブロックグリップ」を採用する。大きめのブロックを配したアウター部はコーナリング時の横方向に掛かる力に対応。斜め上方に伸びるブロックと溝の配列により排水・排雪性を高め、ハンドリングの応答性を向上させる。トレッドコンパウンドに配合したミクロの結晶はスタッド(スパイクピン)のように機能し、氷上における優れたグリップ性能を発揮。タイヤが摩耗するとこの結晶が出現し、必要なグリップ力を継続的に維持する。また、トレッドブロックに刻まれるサイプ内部の形状を3D化。サイプの機能とブロックの剛性を適正に保ち、ハンドリング応答性と耐摩耗性を向上させる。

SUV用のR5 SUVは、安定性と耐摩耗性を改良し、SUV用に最適化された高剛性コンパウンドを採用したほか、溝を深めて耐摩耗性を向上。航空産業や防衛産業で活用されている、耐久性や耐衝撃性に優れたアラミド繊維をサイドウォールのコンパウンドに配合することで、外部からの衝撃に対する耐久力を飛躍的に向上させている。

EV用のR5 EVは、タイヤのインナーライナーにアコースティックフォーム(スポンジ)の層を追加することでタイヤ内に発生する共鳴音を抑え、低いノイズレベルを実現した。また、EV専用トレッドコンパウンドと空気力学を取り入れたサイドウォールデザインにより、航続距離を拡大。トレッド部のゴム量を増加することで剛性を強化し、EVの高トルクに対応する。

ラインアップはR5が14インチから20インチまでの全52サイズ、R5 SUVは16インチから22インチまでの全53サイズ、R5 EVは18インチから21インチまでの全23サイズ。


《纐纈敏也@DAYS》

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