シトロエン C5エアクロス、表情を大胆チェンジ…改良新型は6月欧州発売へ

フロントに新しいデザイン言語を導入

新世代の「アドバンストコンフォートシート」

従来のシフトレバーに代わる「eトグル」スイッチ

シトロエン C5 エアクロス SUV 改良新型(欧州仕様)
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シトロエンは6月7日、SUV『C5 エアクロス SUV』(Citroen C5 Aircross SUV)の改良新型を、6月中に欧州市場で発売すると発表した。フランス本国でのベース価格は、2万7450ユーロ(約387万円)と発表されている。

◆フロントに新しいデザイン言語を導入

シトロエン C5 エアクロス SUV 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス SUV 改良新型(欧州仕様)

フロントに新しいデザイン言語を導入した。新デザインのヘッドライト、グリル、バンパーを採用し、それぞれの曲線を、より構造化されたラインに置き換えている。フロントエンドの変身は、より垂直でモダンな表情や際立った印象を与えるとともに、ドライバーが車両のフロント左右を認識しやすくするのが狙いという。

足元には、新デザインの18インチのダイヤモンドカットアルミホイールを装備した。リアは、テールランプを立体的なデザインに変更する。ボディサイズは全長4500mm、全幅1840mm、全高1670mm、ホイールベース2730mm。最低地上高は230mmを確保した。

カスタマイズオプションを豊富に用意した。「カラーパック」の新色を、フロントのエアインテークとボディサイドの「エアバンプ」にあしらった。4種類の新しいカラーパックによって、キャラクターとエレガンスを主張することを目指す。4種類の新しいカラーパックでは、フロントのエアインテークとボディサイドのエアバンプを、グロスブラック、ダーククローム、ブロンズ、エナジェティックブルーで仕上げることが可能。シャインフィニッシュのツートンカラーのブラックルーフとブラックルーフバーも選択できる。

◆新世代の「アドバンストコンフォートシート」

シトロエン C5 エアクロス SUV 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス SUV 改良新型(欧州仕様)

新型『C4』、『C5X』に続いて、新世代の「アドバンストコンフォートシート」を採用した。シート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの当たり感を改善する。生地裏のフォームのボリュームを15mmとして、柔らかいクッション性を実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収するという。

アドバンストコンフォートシートは、シトロエンの「アドバンストコンフォート」プログラムの成果のひとつだ。身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするシートを実現するために、シートクッション素材のポリウレタンフォームを研究し、業界平均に対して密度の高い独自の高密度フォームを採用した。

リアシートを独立した3座としている点も特長だ。それぞれの乗員が等しく同じ優れた快適性を享受できるように、というコンセプトで導入されている。トランク容量は580~720リットル。後席を倒せば、最大1630リットルに拡大する。シトロエンによると、トランク容量はセグメント最大という。

◆従来のシフトレバーに代わる「eトグル」スイッチ

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ダッシュボード中央には、浮かんでいるように見える新しい10インチのタッチスクリーンを装備した。空調などがコントロールできるこの新しい大きな画面は、ドライバーが前方から視線をそらさないようにするために、人間工学を改善する。エアダクトは画面の下に配置され、新たに水平デザインを採用した。10インチのタッチスクリーンには、ナビゲーションシステムも組み込まれる。

ドライバー正面には、カスタマイズ可能な12インチのデジタルディスプレイを配置した。ナビゲーションマップや先進運転支援システム(ADAS)に関する情報など、重要な情報を分かりやすく表示する。

新デザインのセンターコンソールも採用した。大型のセンターコンソールには、従来のシフトレバーに代えて、「eトグル」スイッチが配置される。グリップコントロール機能を組み込んだ新しい走行モード切り替えスイッチも装備されている。


《森脇稔》

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