女子オーナー団体 GIRLS CAR COLLECTION がコンテスト…人も愛車もドレスアップ

GIRLS CAR COLLECTIONコンテストの様子
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スポーツカーや軽自動車、ミニバンやVIPなど、オールジャンルで車をこよなく愛する女子オーナーの団体GIRLS CAR COLLECTIONは、NAPACの応援を得てスーパー耐久24時間レース(6月4~5日)会場で愛車コンテストを実施した。

GIRLS CAR COLLECTION (GCC)とは、2016年に「スポーツカー女子会」としてコミュニティが発足し、2017年から2019年までは「TOKYO GIRLS CAR COLLECTION」として活動。東京・秋葉原のUDX駐車場などで、ドレスアップした愛車と女子オーナーがレッドカーペットのランウェイを通り、披露するイベントを行っていた。その後全国の女子オーナーの繋がりも増えてきたことで、2020年より「GIRLS CAR COLLECTION」として各地で活動を行っている。

ドレスアップした愛車を展示するだけでなく、毎回イベントにはドレスコードが設けられ、そのドレスコードにちなんだものを身につけて自分自身のドレスアップも心がけている。ちなみに今回のドレスコードは「ドレス」となっている。

GCCはスポーツカー、ミニバンなどのジャンル縛りはなく、スポーツカー・軽自動車・ミニバン・VIP・ラリー・アメリカン・サーキット・ストリートなど、ジャンルごとに分かれて集まることが多い中、車を愛する女子オーナーがジャンルの垣根を超えてコミュニケーションをとっているのが特徴だ。

車好きオーナーの団体ではあるが、全員が車の知識やドレスアップやチューニングパーツに詳しい訳では無い。男女関係なくアフターメーカーのパーツに対する知識や、安全安心に関する部分に対してフォローが必要となる。そこでNAPAC(一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)が数年前から手助けを行うようになったという。

NAPACといえば国内で販売されているアフターパーツの、多くのメーカーが加盟する自動車部品・用品の団体だ。スポーティングパーツ品質基準を司るASEA(オートスポーツアンドスペシャルイクイップメントアソシエーション)と、アルミホイールの品質基準を司るJAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエイション)の2事業部で構成されている。国内で販売されるアフターパーツの品質基準を設け、安全安全なアフターパーツを使って欲しいと願っている団体だ。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース』として第2戦の冠スポンサーでもある。イベント広場には振興会に加盟するアフターパーツメーカーの展示も行われた。

GCCオーナーの車への愛やSNSでの発信力に共感し、NAPACが協力してイベント広場メインステージ横に、GCC内のオーディションを勝ち抜いた10台の個性豊かなマシンがずらりと並んだ。

レース期間中にコンテストを行い、今回はホンダ『ビート』を愛する「みきにゃん」さんがグランプリを獲得した。みきにゃんさんを始め一部のオーナーの愛車を紹介する。

「みきにゃん」さん:ホンダ・ビート

この日のためにショップで加工してもらったという、グラインダータトゥーが太陽に照らされて光輝き、ガルウイングも装備し迫力ある仕上がりを見せる。内装はDIYでペイントをしたりスワロフスキーを貼るなどして、大好きなハローキティ仕様に仕上げている。

「GCCに影響を受けて地道に車を仕上げてきました。コンテストでグランプリを頂くのも初めてなのでとても嬉しいです」と笑顔が溢れていた。

「はあちゃん」さん:スバル・インプレッサWRX STI

イエローのボディカラーの中に、ブラックのカーボンボンネットやリヤウイングなど迫力あるスポーティーな仕上がりを見せる。内装のパネル類もカーボン製に交換され、シートも150脚限定というブリッド製のフルバケットシートを装備する。

「周りで同じことをやっていなくて、自分の好みのやりたいことをとことんやり尽くして自分だけの1台にしたい。それもあって後付けでサンルーフも装着しました」と自慢のポイントをアピールした。

「くるみ」さん:トヨタ・SCION FR-S

ピンクゴールドメタリックが美しく輝くFR-S。フルエアロにエアサスを組み込み、ギリギリ着地しない絶妙な高さで展示。エアサスを組んでいるので走る際には地上高の確保も万全で走りも問題ない。かわいくてかっこいいの二刀流を持ち合わせた車作りをコンセプトに、海外から日本に持ち込まれたような、海外感にもこだわっている。

「左ハンドルでMTで探していたらたまた見つけました。海外の車好きがいじっているっぽい感じで仕上げています。フロントバンパーも形状が好きなので、イメージが悪くならない程度にワンオフ加工も施してあります」と、こだわりの詰まったFR-Sに仕上がっている。

NAPACで理事を担当し、今回のイベントの司会を勤めた株式会社ワークの田中知加社長は、「カスタムやチューンは敷居が高いと思われがちだけどそうでもない。カスタムの敷居を低く感じてもらえるようにしていきたい。彼女たちは行動力や発信力を持っており、時間やライフスタイルを有意義に使っている、そんなキラキラした彼女たちを応援していきたいと思っている。そして車好きオーナーのみなさんに正しいパーツ選択や、安全安心を正しく理解してもらいたい。そのためにこのようなイベントも行っている」と語った。


《雪岡直樹》

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