福島県沖地震で被災した橋梁、早期復旧に向けて対策 国交省

伊達橋(国道399号)、橋長:288.0m、架設年次:1967年
  • 伊達橋(国道399号)、橋長:288.0m、架設年次:1967年
  • 伊達橋の主な被災:上部工の移動
  • 伊達崎橋(主要地方道浪江国見線)、橋長:303.1m 架設年次:1961年、主な被災:伸縮装置破損
  • 昭和大橋(桑折町道107号)、橋長:291.1m 架設年次:1993年、主な被災:支承破損
  • 福島県の阿武隈川を渡河する橋梁の被災状況

国土交通省は4月8日、3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震で被災した福島県内の阿武隈川を渡河する橋梁への対応を発表した。

橋梁の被災で地域住民の通勤・通学が不便になっており、福島県知事が早期復旧を要望した。通行止めが続いている国道399号伊達橋は、復旧に高い技術力が必要なため、国の権限代行による災害復旧を実施する。

応急復旧で4月2日に大型車を除いて交通開放した主要地方道浪江国見線伊達崎橋については、国による直轄診断を実施する。

また、通行止めが続いている桑折町道107号昭和大橋は、福島県が権限を代行する形で災害復旧に着手する。道路法に基づいて市町村道の災害復旧を都道府県が代行するのは、昨年3月の法改正で可能となったもので、今回が初めての適用となる。

《レスポンス編集部》

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