オーディオの“トルク”をアップさせる外部アンプ導入してみた!

オーディオの“トルク”をアップさせる外部アンプ導入してみた!
  • オーディオの“トルク”をアップさせる外部アンプ導入してみた!
  • テスターを使ってゲイン調整を行っていく
  • カーオーディオ調整のキモとなるタイムアライメント機能
  • クロスオーバーの設定画面
  • イコライザーは今回もフラットなまま

人間慣れとは怖い物。音に拘ったカーナビゲーションであるダイヤトーン サウンドナビ300プレミの内蔵アンプで満足していたのだけれど・・・やっぱりね。

自然で透明感のある音は良いのだけれど
やっぱりメリハリが欲しくなってしまう

毎月3,000km以上を走行していると、かなりな時間をクルマの中で過ごすことになる。そうなると音はとても重要で、出来る限りの良い音を求めてしまう。純正でも音は出るけれど、クルマの中の『良い音』を知ってしまっている以上、やはり純正では満足出来ない身体だ。なのでデモカーとしてプリウスを導入して即行ったのがオーディオ関係で、前のクルマから移設する形でシステム構築を行っていた。

搭載したシステムとしてはソースユニットにダイヤトーン サウンドナビ300プレミ。その内蔵アンプを使用してフォーカル ユートピアMの2way+サブウーファーというシンプルなシステムとなっている。透明感ある高解像度な音で非常に聞きやすくて耳に馴染むのだけれど、やっぱりもっとメリハリのある音が聴きたくなってくるのだ。そこでオーディオのトルクをアップさせるべく外部アンプの導入に踏み切ったのだ。

シート下へ設置、ハイコストパフォーマンスな製品
見事条件に合った製品はこれだ

条件として考えたのは助手席下のスペースに4ch分のパワーアンプが設置できること。そしてコストパフォーマンスが高い製品であることを条件に検討してみる。いくつかの種類がある中で導入したのはcarrozzeria PRS-D800で、サブウーファーに使用している製品と同様となった。自分的にはブランドがバラバラでもいいって考えなので、特別ひいき目で考える事はしなったけれど、PRS-D800の素性の良さはかなり魅力的に感じたし、価格も2chで38,500円(税込)で導入しやすい。ハイレゾ対応、シート下に余裕で入る筐体サイズなど一番条件にマッチした製品だった。それを今回は4ch分、2機搭載することとなる。

取付に関してはいつも作業をお願いしているクァンタム(茨城県)へ。先に書いた助手席シート下への設置、電源はバッテリーから直接引いてきてもらう形で行う。設置後にはパワーアンプの出力を調整するゲイン調整を行って、各チャンネル共に同様の出力パワーが出るように調整される。この調整は簡単なようで驚くぐらいに繊細な作業で、0.01V単位まで合わせるとなると触れるか触れないかのレベルでダイヤルを回していく。そして見事に4ch分の出力が合った所でダイヤトーン サウンドナビ300プレミの調整機能を駆使することとなる。

思わずニンマリとする生まれ変わったサウンド
望んでいた音が手に入ったのだけれど・・・

ダイヤトーン サウンドナビ300プレミのもう一つ大きな特徴として充実した高性能な調整機能を搭載している事だ。音を聴くには条件の悪い車室内で正確なトーンバランスとステージングを再現するには調整機能は必須で、その調整機能を操れるプロの存在は非常に大きく、今回もクァンタム代表の土屋氏にしっかりと調整をしてもらった。調整自体は30分弱だろうか、出来上がった音をクルマに乗り込んで確認すると、メリハリの効いた立体感あるサウンドに生まれ変わっていた。特に変わったのがドアにインストールされているウーファーの出音で、力強くスピード感ある音を再生してくれる。やはり再生する帯域が一番広いスピーカーなのでその効果は絶大。昔であればこのサウンドを手に入れるためにパワーアンプを追加するとしても価格数倍の製品を装着しないと叶わなかったかも知れない。やはりハイコストパフォーマンスなcarrozzeria PRS-D800恐るべし。

でも全てが完璧なわけじゃ無く、スピーカーの出力パワーが増したことでインナーでの取付に限界を感じ始めるのも確か。今はスピーカーの前に内張というマスクがされた状態なので、全体的なクォリティーは上がっていても音抜けの悪さも感じてしまう。そろそろ対策も必要かな? と思いながらもしばらくは楽しくなったサウンドを堪能することにします。

《藤澤純一》

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