東北新幹線の脱線車両、4月2日頃に収容へ…秋田新幹線用E6系はすでに載線 福島県沖地震

秋田新幹線用E6系の移動作業。E6系は3月24日までに脱線した6両すべての載線が完了している。
  • 秋田新幹線用E6系の移動作業。E6系は3月24日までに脱線した6両すべての載線が完了している。
  • 秋田新幹線用E6系の載線作業の様子。
  • 脱線時の状況。脱線を免れたのはE6系の13号車のみ。
  • 詳細な脱線状況。
  • 脱線したH5系(奥)とE6系(手前)の併結編成。H5系は10両編成4本しかないため、保有するJR北海道にとっては痛手だ。

JR東日本は3月25日、福島県沖地震により脱線した東北新幹線『やまびこ223号』全車両の収容見込みを明らかにした。

『やまびこ223号』はJR北海道函館新幹線総合車両所に配置されているH5系10両編成と、JR東日本秋田新幹線車両センターに配置されているE6系7両編成を併結した17両編成で運行されていたが、3月16日23時34分、白石蔵王駅(宮城県白石市)の手前を約150km/hで走行中にマグニチュード6.1の激しい揺れを受け1分後に緊急停車。そのさらに1分後にはマグニチュード7.4の揺れに見舞われ、13号車のE6系E625形を除いて脱線した。

脱線時の状況。脱線を免れたのはE6系の13号車のみ。脱線時の状況。脱線を免れたのはE6系の13号車のみ。

しかし、台車の軸箱下面に取り付けられていたL型車両ガイドと、軌道に取り付けられたレールを使って逸走を防ぐレール転倒防止装置からなる安全機構が功を奏し、全60軸中50軸のガイドがレールに架かった状態となり、転覆は免れた。

これらは2004年10月に発生した新潟県中越地震で上越新幹線の200系が新幹線の営業列車としては初めて脱線事故を起こしたことを教訓に開発されたもので、ガイドはJR東日本、JR北海道の全新幹線車両に取り付けられている。

詳細な脱線状況。詳細な脱線状況。

脱線現場では、3月20日からジャッキアップによる載線作業が開始されており、3月24日までにはH5系の8~10号車とE6系の11・12・14~17号車の載線が終了。残るH5系については、3月29日から5~7号車をクレーンで載線する作業が開始され、4月2日頃には17両全車を白石蔵王駅に収容できる見込みだとしている。

秋田新幹線用E6系の載線作業の様子。秋田新幹線用E6系の載線作業の様子。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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