ベントレーの営業利益、およそ19倍と増加 2021年通期決算

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ベントレー(Bentley)は3月15日、2021年通期(1~12月)の決算を発表した。およそ19倍の増益を達成している。

2021年通期の売上高は28億4500万ユーロ(約3690億円)だった。前年の20億4900万ユーロに対して、およそ1.4倍の増収を達成する。また、2021年通期の営業利益は、創業102年の歴史で過去最高の3億8900万ユーロ(約505億円)だった。前年の2000万ユーロから、およそ19倍の増益を達成した。

大幅増益となった要因は、好調な新車販売にある。2021年の世界新車販売台数は、9年連続で1万台を超えて、過去最高の1万4659台。前年比は31%増とプラスを維持した。

市場別実績では、最大市場の南北アメリカが、前年比39%増の4212台と引き続き増加した。ベントレーの世界販売のうち、29%が同市場で販売されたことになる。中国は第2位で、4033台を販売した。前年比は40%増と、2年連続で前年実績を上回った。3位の欧州は、前年比15%増の2520台と、2年ぶりのプラス。地元の英国も、14%増の1328台と回復している。中東は、前年比24%増の915台と、3年ぶりのプラス。アジア太平洋地域は、前年比37%増の1651台と2年連続で前年実績を上回った。

車種別では、全販売台数の40%をSUVの『ベンテイガ』が占めた。ベンテイガは、5台に1台がプラグインハイブリッド車(PHV)だった。グランドツアラーの『コンチネンタルGT』は全体の33%。その内訳はクーペが6割、コンバーチブルが4割だった。『フライングスパー』は全体の27%を占めている。

《森脇稔》

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