ステランティス(Stellantis)は2月23日、2021年通期(1~12月)の決算を発表した。純利益は、前年のおよそ2.8倍と伸びている。
ステランティスは、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループの合併によって、2021年1月に誕生した新会社だ。両社の対等合併によって、世界新車販売台数は、トヨタグループ、フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンスに次いで、世界第4位の自動車グループとなった。
ステランティスの2021年通期決算は、売上高が1521億1900万ユーロ(約19兆5825億円)だった。前年の1338億8200万ユーロに対して、14%増加した。また、2021年通期の純利益は、133億5400万ユーロ(約1兆7190億円)。前年の47億9000万ユーロに対して、およそ2.8倍と伸びている。
ステランティス取締役会のカルロス・タバレス会長は、「記録的な業績が最も不確実な市場環境においても、ステランティスが強力なパフォーマンスを発揮するのに適した位置にあることを証明した」と述べている。