ブリヂストンは2月14日、中期事業計画(2021-2023)に基づく生産拠点再編の一環として、ブリヂストンスポーツアリーナの全株式を売却すると発表した。
ブリヂストンは中期事業計画にて、ポートフォリオ経営を推進し、化工品・多角化事業では事業再編などを通じ、シャープにコアコンピタンスが活きる事業にフォーカスすることを発表。「稼ぐ力の再構築」をベースに、戦略的成長投資を進め、環境変化に対応しながら着実に成長する“強い"ブリヂストンへの変革を目指している。
今回、その一環として、ブリヂストンスポーツ(BSP)の子会社で、スイミングスクールやテニススクールなどを展開するブリヂストンスポーツアリーナ(BSSA)の全株式をナガセ社に売却することを決定した。売却価額は非公開。
ナガセ社はBSSAと同業のイトマンスイミングスクールを全国で運営するほか、東進ハイスクール、四谷大塚など総合的な教育事業を展開する民間教育のリーディングカンパニー。ブリヂストングループでは、BSSAが全国21か所の施設で展開するスクール事業に関し、今後のあり方について総合的に検討を重ねた結果、ナガセ社のもとで成長を目指す方が、持続的な社会価値・顧客価値の創出による競争力ある事業の存続に繋がると判断。また、従業員が新たな機会のもとでこれまで培った経験やスキルを活かし成長することができると考え、今回の決定となった。