1月27日、西湘バイパスは全線開通50周年を迎える。NEXCO中日本と国土交通省の調査結果によると、1972年からの累計利用台数は約6億7000万台、経済波及効果は約3兆2000億円にのぼる。
西湘バイパスは、神奈川県中郡大磯町から小田原市を結ぶ自動車専用道路として1972年に全線開通。これまで沿線地域の観光振興や地域の発展に大きく貢献してきた。
小田原厚木道路等との接続により、各方面へのアクセス向上をはじめ、湘南地域の円滑・快適な東西移動に貢献。通勤・通学や買物・通院等の日常的な利用目的の割合が約5割を占める。また、西湘バイパス周辺には、多数の観光・レジャー施設が立地。沿線地域では人口集中地区(DID)の面積が約1.8倍に、沿線人口は約1.2倍に増加している。
なおNEXCO中日本では、西湘バイパスの歴史や整備効果、西湘バイパス利用客の思い出エピソードについて紹介するパネル展を実施。また、橘本線料金所の料金所ブースに開通50周年記念のラッピングを施すほか、西湘バイパス全線開通50周年を記念したイベントや取組みを検討している。