日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティ(Infiniti)は1月5日、2021年の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は5万8553台。前年比は26.4%減と、4年連続のマイナスとなった。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』に相当)が1万3896台。前年比は15.9%減と、引き続き減少する。クーペの『Q60』も、2.3%減の2728台にとどまった。
SUVでは、中型SUVの『QX50』が、ブランド最量販の1万9195台を販売したものの、前年比は8.1%減と2年ぶりに前年実績を下回った。『QX60』は、新型の発売を控えて5829台にとどまり、前年比は74.5%減と減少傾向にある。
最上級SUVの『QX80』は、前年比22.0%減の1万2572台と、2年連続で減少した。一方、新型クロスオーバー車の『QX55』は、4332台と良好な立ち上がりを見せる。
インフィニティの2021年の米国新車販売は、SUVが前年比30.2%減の4万1929台。セダンなどの乗用車は、14.6%減の1万6624台だった。