カーナビタイム、高速道路サグ部での速度低下を音声で注意喚起…自然渋滞緩和へ

サグ部での速度低下を抑制する案内を提供開始
  • サグ部での速度低下を抑制する案内を提供開始
  • 上り坂、サグ部での渋滞発生メカニズム
  • 渋滞発生は上り坂およびサグ部で64%

ナビタイムジャパンは、カーナビアプリ「カーナビタイム」にて、高速道路上のサグ部で速度が低下しないよう、音声で注意喚起する新機能の提供を12月16日より開始した。

サグ部とは、道路上で下り坂から上り坂にさしかかる部分のこと。勾配がゆるやかで上り坂に気づきづらいため自然と速度が低下し、渋滞につながりやすい場所だ。

新機能では高速道路上サグ部の上り開始地点の300m手前で「上り坂のため、スピードの低下にご注意ください」という音声発話にて、注意喚起を行う。下り開始地点でも「下り坂のため、スピードの出し過ぎにご注意ください」と地形に合わせた注意喚起を行う。

サグ部の抽出は、高精度地図データの標高値から算出した勾配と、ナビタイムジャパン独自のプローブデータによる速度変動や渋滞統計データなどを組み合わせて、渋滞が起こりやすい箇所を特定している。

これまでも、ナビタイムジャパンでは、渋滞予測機能、「ナビタイムマイレージ」や時刻別ルート比較機能等による交通の分散化提案、車線利用適正化、ドライブレコーダーアプリ/機能による車間距離適正化などの渋滞緩和のための機能を提供してきた。高速道路上の渋滞原因の約8割は交通集中によるもので、渋滞発生箇所の内訳は上り坂およびサグ部が約6割だという。ナビタイムジャパンでは、今回の新機能により、サグ部にてドライバーに音声案内で速度を保つよう促し、渋滞緩和に貢献していく。

なおこの新機能は今後、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」でも提供する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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