JR九州は11月17日、787系特急型電車6両編成による特急『つばめ』を12月11・12日にリバイバル運行すると発表した。
JR九州の『つばめ』は1992年7月、西鹿児島発着の『有明』を分離する形で、門司港・博多~熊本・西鹿児島(現・鹿児島中央)間で運行を開始した。当時は新鋭の787系と「ハイパーサルーン」と呼ばれた783系による運行だった。九州新幹線新八代~鹿児島中央間が開業した2004年3月改正で廃止され、『つばめ』の名は九州新幹線が承継。787系は博多~新八代間の新幹線連絡列車『リレーつばめ』に引き継がれたが、これも九州新幹線鹿児島ルートが全通した2011年3月改正で廃止されている。
今回のリバイバル運行は、2004年3月の廃止から17年ぶりの『つばめ』となり、廃止時に鹿児島本線八代~川内(せんだい)間を承継した肥薩おれんじ鉄道にも乗り入れる。
時刻は12月11日が博多9時1分頃発~熊本11時10分頃着・11時25分頃発~八代11時52分頃着~川内15時50分頃発~鹿児島中央16時34分着。12月12日が鹿児島中央9時10分頃発~川内9時53分頃着~八代12時27分頃発~熊本12時54分頃着・13時頃発~博多15時37分頃着。
旅行代金はグリーン個室利用が12万円(4人まで利用可)、DXグリーン席利用が3万6000円(1人掛け)・6万円(2人掛け)、グリーン席利用が3万3000円(1人掛け)・5万5000円(2人掛け)。普通車利用は3万円(山側)・3万3000円(海側)、ボックス席7万5000円(4人まで利用可)。
申込みは11月18日9時30分からJR九州トラベルデスクのSTORES予約で受け付ける。