トヨタ紡織は9月13日、車室空間での飛沫の飛散防止対策として開発したポリカーボネート製パーティションを、タクシー事業者向けに先行試験販売すると発表した。
今回販売する飛沫防止パーティションは、運転席に後付け可能なパーティションで、今年4月からタクシーの営業車両で実証実験を進めてきた。
後席からの飛沫の飛散を防止することに加え、パーティションに取付けられたフィルター付送風ファンで、運転席にクリーンな空気を供給する。これによって空気の壁(エアシールド)を形成、飛沫の付着リスクを軽減する。パーティションに搭載するフィルター付送風ファンは、第三者機関による試験で1立法メートル空間の浮遊ウイルスに対して99.9%以上の除去率を達成したとしている。
トヨタ『JPN TAXI』や『クラウン』、『アルファード』、『ハイエース(ワゴン)』など、さまざまなモデルに適合する。