阪神高速 1号環状線北行、終日通行止め 11月16日からリニューアル工事

前回の1号環状線大規模補修工事の様子(2002年)
  • 前回の1号環状線大規模補修工事の様子(2002年)
  • 終日通行止めの概要
  • 渋滞予想エリア

阪神高速道路は、11月16日から26日まで、1号環状線(北行)で終日通行止めによるリニューアル工事を実施する。

リニューアル工事の期間は11月16日午前4時から26日午前6時までの10日間。湊町入口から梅田出口(環状線北行~池田線下り)までを終日通行止めとする。これに伴い、湊町、四ツ橋、信濃橋、中之島の各入口、信濃橋、土佐堀、出入橋、梅田(池田線下り)の各出口、湊町PA(堺線上り)は閉鎖となる。

阪神高速1号環状線は放射線状に伸びた各路線を連絡する役割を担う重要路線で、1日の利用台数は約25万台(2019年度平日平均)に上る。時計回りの一方通行が特徴だ。開通から50年以上が経過し、道路構造物の損傷が進行。加えて、前回の大規模補修工事から20年近くが経過し、舗装や伸縮継手の劣化が目立っている。そこで阪神高速では2か年で1号環状線のリニューアル工事を行うこととし、2020年度は南行区間を実施。2021年度は阪神高速の初の開通区間である湊町~土佐堀間を含む北行区間(湊町入口~梅田出口)がリニューアル工事の対象となる。

リニューアル工事では、経年劣化などによる舗装や伸縮継手の損傷を補修し、安全性・走行性の向上、沿道環境の改善を図る。さらに、コンクリート床版の長寿命化に向けた高性能床版防水の実施、わかりやすい道路案内の実現に向けた案内標識のレイアウトの改善やカラー舗装の実施、合流部やカーブ区間での交通安全対策の実施、電気通信設備及び機械設備の更新など、様々な工事を行う。

工事期間中は大阪市内中心部の一般道路や、14号松原線および15号堺線(大阪市内方面行き)などで激しい渋滞の発生が予測される。阪神高速では、工事期間外へのスケジュールの変更やリモートの活用などにより、車の利用をできる限り控えるよう呼びかける。なお、車を利用する場合には、近畿自動車道や2号淀川左岸線、4号湾岸線、6号大和川線、17号西大阪線などを利用した「広域う回」、通行止め区間をう回する臨時の「う回乗継」、渋滞ピーク時間帯をさけた利用などを広く呼びかける。

《纐纈敏也@DAYS》

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