車いすでめぐる“パラアスリート超絶プレー体感ミュージアム”  8月29日まで

トップパラアスリートの超人的プレーを体感できる「やさしくないミュージアム」
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いよいよ始まった東京2020パラリンピック。連日トップパラアスリートの超人的なプレーをテレビやネットで目の当たりにするなか、車いすで彼らの超絶プレーを体感する期間限定ミュージアムが都内に期間限定で出現している。

その名も「やさしくないミュージアム」。高すぎる、遠すぎるなどを体感できる、「まったくやさしくないパラスポーツ特別展」で、東京・豊洲「WHO I AM HOUSE」特別展示場(東京都江東区豊洲6丁目105番1)で8月29日まで開催されている。

この「やさしくないミュージアム」では、来場者全員が車いすに乗って展示を鑑賞するというスタイル。車いすテニスのチェアワークを体感しながら「まっすぐ進めない展示」を鑑賞したり、車いすラグビーの激しいぶつかり合いを体感しながら「重すぎる扉の先にある展示」を鑑賞したり……、という具合。

数々のやさしくない仕掛けを体験しながら、20年以上パラアスリートを追い続けてきた写真家・越智貴雄の写真を鑑賞することで、パラアスリートの超絶プレーをよりリアルに実感するという期間限定ミュージアムに仕立てている。

車いすでその超人的なプレーを体感できるレイアウト構成

トップパラアスリートの超人的プレーを体感できる「やさしくないミュージアム」トップパラアスリートの超人的プレーを体感できる「やさしくないミュージアム」たとえば、まっすぐ進めない展示は、巧みなチェアワークが魅力の車いすテニスの世界に入れる仕掛け。1試合のターン数が500回以上になることもある同競技は、横移動ができない車いすで素早く正確なターンをしながらボールを打ちやすいポジションに入るには、高度な技術が求められることを実感するはず。

「片手にラケットを持ちながら、広いコートを動き回る車いすテニスのチェアワークは、パラリンピック競技のなかでも屈指の難易度。その車いすテニスのチェアワークの難しさを体感しながら、写真家・越智貴雄氏のパラアスリートの写真を鑑賞してみて」

このほか、離れすぎている展示 (車いすフェンシング)、遠すぎる展示 (アーチェリー)、重すぎる扉の先にある展示(車いすラグビー)、届かない展示 (卓球)、高すぎる展示 (車いすバスケットボール)、速すぎる展示 (陸上競技)など、車いすでその超人的なプレーを体感できるレイアウトで構成している。

困難を乗り越え、ポジティブな未来を創るパラアスリートたちの姿を発信

トップパラアスリートの超人的プレーを体感できる「やさしくないミュージアム」トップパラアスリートの超人的プレーを体感できる「やさしくないミュージアム」この「やさしくないミュージアム」を手がけたのは、WOWOW 「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」。同番組が、東京・豊洲エリアの情報発信拠点「WHO I AM HOUSE Powered by TOKYO GAS(以下「WHO I AM HOUSE」)」に期間限定で設置した体験型ミュージアム。

「WHO I AM」は、WOWOW と国際パラリンピック委員会(IPC)の共同プロジェクトとして 2016 年にスタート。世界のトップパラアスリートに迫る大型ドキュメンタリーシリーズで、「勝負の世界だけでなく、人生においても自信に満ちあふれるアスリートたちが放つ『これが自分だ!』という輝きや、彼らがめざす世界最高の舞台・パラリンピックでの勇姿などを描き続けてきた」。

ことし7月に東京・豊洲エリアにオープンした「WHO I AM HOUSE」は、多様性を認め合う未来社会へ向けた情報発信拠点。この特別展「やさしくないミュージアム」でも、困難を乗り越えながら、ポジティブな未来を創ってきたパラアスリートたちの姿を発信していくという。

その初日のオープニング式典には、長野パラリンピック・トリノパラリンピック アルペンスキー日本代表で、ZENの野島弘代表理事や、シドニーパラリンピック 車いすバスケットボール日本代表の根木慎志キャプテン、WOWOW「IPC & WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」の太田慎也チーフプロデューサーが駆けつけた。

「やさしくないミュージアム」は、8月28・29日とも開催時間10~20時。最終受付は19時まで。入場無料。「当日受付も可能だけど、体験用の車いすの台数に限りがあり、体験できない可能性もある」というから、「体感してみたい」という人は、「やさしくないミュージアム」公式サイトをチェックしてみて。

《レスポンス編集部》

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