BMWグループ、純利益は21倍の増加 2021年上半期決算

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BMWグループ(BMW Group)は8月3日、2021年上半期(1~6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の上半期の総売上高は、553億6000万ユーロ(約7兆1665億円)だった。前年同期の432億2500万ユーロに対して、28.1%増とプラスに転じた。

また、上半期の純利益は、76億2300万ユーロ(約9868億円)だった。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受けた前年同期の3億6200万ユーロに対して、21倍の大幅増益となっている。

大幅な増益となったのは、新車販売の回復による部分が大きい。2021年上半期の世界新車販売台数は、BMWなど3ブランド合計で133万9047台。前年同期比は39.1%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。ブランド別の上半期実績では、BMWブランドが117万8210台を販売。前年同期比は39.9%増と2年ぶりに前年実績を上回っている。

グループ全体の上半期市場別実績は、中国を含めたアジア全体が、前年同期比39.1%増の57万8859台とプラスに転じた。このうち、中国の上半期実績は、前年同期比41.9%増の46万7064台と、2年ぶりに前年実績を上回った。日本は上半期、1万9074台を販売した。前年同期比は20.6%増と、2019年以来、2年ぶりに前年実績を上回った。

米国は上半期、前年同期比51.8%増の18万3619台と3年ぶりのプラス。欧州は50万4327台を販売し、前年同期比は35.3%増と3年ぶりに前年実績を上回った。このうち、ドイツは14万1983台。前年同期比は22.1%増と回復を果たしている。

《森脇稔》

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