京急も空港線で再生可能エネルギーによる運行へ…全線で年間約4.3%のCO2を削減 8月から

空港線を走行する1000形。
  • 空港線を走行する1000形。
  • FIT非化石証書を介した再生可能エネルギーの供給態勢。

京浜急行電鉄(京急)は8月2日、東京都大田区内の京急蒲田駅と羽田空港第1・第2ターミナル駅を結ぶ空港線で、8月から再生可能エネルギーによる電力での運行を開始すると発表した。

これは、東京電力エナジーパートナー(東電)と「FIT非化石証書付電力」の供給を受ける契約を結び、CO2排出量ゼロとなる電気を空港線の運行に使用するもので、同様の運行は、4月から西武鉄道(西武)山口線でも実施されている

「FIT非化石証書」とは、造り出される電気が化石燃料を使わないものであり、それが固定価格買取制度(FIT)により買い取るものであることを証明するもの。京急では今回の供給により、年間のCO2が一般家庭約1270世帯分に相当する約3457tを削減したとみなされるとしており、京急線全線でも約4.3%の削減に繋がるという。

東電との契約は2022年3月までとされているが、京急ではそれ以降の導入も検討していくとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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