ポルシェ世界販売36%増、3年ぶりのプラス 2021年第1四半期

ポルシェの主要モデル
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ポルシェ(Porsche)4月16日、2021年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は7万1986台。前年同期比は36%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。

単一国の最量販市場には、引き続き米国を上回った中国だ。第1四半期は2万1991台を販売し、前年同期比は56%増と、3年ぶりの前年超え。米国も1万7368台を売り上げ、前年同期比は45%増と2年ぶりに前年実績を上回った。

欧州は第1四半期、前年同期比16%増の1万9389台と、2年連続のプラス。このうち、地元ドイツは5957台を販売し、前年同期比は14%増と、3年ぶりのプラスとなった。

アジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で前年同期比46%増の3万2129台と、プラスに転じた。そんな中、日本は第1四半期、2037台を販売した。前年同期比は1.2%増と引き続き伸びている。

第1四半期の世界販売の車種別実績では、SUVの『マカン』が2万2458台で最量販車に。『カイエン』が1万9533台で続いた。『911』シリーズは9133台。『タイカン』は9072台と、911シリーズの販売台数に迫った。『718ボクスター』と『718ケイマン』は、合計で6190台。『パナメーラ』は5600台を販売した。

ポルシェの2020年の世界新車販売台数は、27万2162台。前年比は3%減と、10年ぶりに前年実績を下回っている。

《森脇稔》

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