国土交通省は3月25日、岡山電気軌道と両備ホールディングスが申請していた「岡山駅・大東間共同経営計画」にについて独占禁止法特例法に認可したと発表した。
乗合バス事業者2社が共同して重複路線における運行回数や運行時刻を設定することで、岡山市中心部を走る路線の効率化や利便性向上を図り運送サービスの維持を図る。乗合バスの重複する路線の共同運営を、独占禁止法から除外するのは熊本市に続いて2例目。
岡山電気軌道と両備ホールディングスが運行している岡山駅~国道30号線沿線の路線は、運行が重複しており、渋滞による遅れや待ち時間の長い時間帯が生じていた。そこで独占禁止法特例法に基づき、両社で共同して運行回数や運行時刻を設定、15~20分間隔の等間隔運行を維持することで、運行効率化による路線維持と利用者の利便性向上を図る。
4月1日から共同運営となる。